被リンクとは、外部のサイトから設置されたリンクのことを意味します。
これは、昔から今も変わらずSEO対策において、非常に重要な対策のひとつとなります。
まず、そのSEO対策には、大きく以下の2つが考えられます。
この内部対策、被リンク対策(外部対策)が重要視される比重は、アルゴリズムの動向により都度変更になります。
以前は、内部対策:被リンク対策=1:9と言ってもいいほど被リンク対策が非常に重要視されており、「NEC」等で検索しても全然関係ないサイトが上位表示される現象が発生していました。
しかし、近年はアルゴリズムの精度が向上し、以前のような現象が発生することはほぼなくなりました。
なぜなら、内部対策の重要度も向上し、内部対策:被リンク対策の比重が変化したからです。
とはいえ、現在でも被リンクはSEO対策を行う上で重要な要因の1つです。
では、この記事ではその重要な“被リンク”について詳しくご説明していきたいと思います。
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目次
一言で被リンクと言っても、色んな要因が含まれます。
被リンクの設定量、ドメインの分散状況、IPアドレスの分散状況、Cクラス以上のIPアドレス分散状況、アンカーテキスト、設定するタイミング、被リンク先サイトのページランク・関連性など…
どの要因が評価されるか、その割合、これもアルゴリズムの動向によって都度変更されています。
弊社が独自に調査した結果ですと、近年評価対象となる項目が増加しています。
現在だと、評価される被リンクを設定するには以下の3つのポイントがあると考えます。
各詳細を以下にご案内します。
ドメイン100%分散、できればCクラス以上のIP分散サイトからの被リンクを受ける。
ページランクが不自然に高すぎない、自分のサイトと同じ程度の被リンクを受ける。
現在、アルゴリズムは、持ち主が異なるサイトからの被リンクをより高く評価するように思います。
1つのドメイン内の全ページから被リンクをうけるよりも、異なるドメインから数本の被リンクを受けた方が評価が高い傾向にあります。
よって、被リンクの設定量<ドメインの分散状況<IPアドレスの分散状況<Cクラス以上のIPアドレス分散状況、のように評価されると考えます。
※右側が評価が高い項目と考えます。
>1つのIPアドレスでも複数のドメインを割り振りすることが可能なので、ただただIPアドレスの状況を見るだけではなく、Cクラス以上のIPアドレスを見るほうがよりいいでしょう。
⇒ドメイン100%分散、できればCクラス以上のIP分散サイトからの被リンクを受けることが理想と言えます。
ページランクは、サイトの重要度を現すGoogleが用意した基準値です。
自社サイトのページランクがない、または1なのに、ページランク7ばかりのサイトから被リンクを受けていると不自然に感じませんか?
一時期はページランクが高いサイトからの被リンクが効果的と言われていたときもありましたが、現在では、自分のサイトに合わせてページランクが同じ程度のサイトから被リンクを受けるとよいでしょう。
⇒ページランクが不自然に高すぎない、自分のサイトと同じ程度の被リンクを受けることが大切です。
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知り合いに被リンク設定をお願いしても、同じ日にみんなが一度に被リンクを設定してくれることはまず無いです。
そのため、SEO目的で被リンクを増加させる際、1日に100本被リンクを付けることは論外です。
少量ずつ、間隔をあけて設定していく必要があります。
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知り合いに被リンク設定をお願いした場合、みんな同じアンカーテキストで被リンク設定することは指定しない限りまず無いと思います。
多くの場合、サイト名・会社名・商品名などあなたのサイト内容を見た上でアンカーテキストを考えて設定すると思います。
少し前までは、被リンク設定する際は全部同じアンカーテキストで設定するとよいとされていましたが、今は違います。
知り合いに被リンク設定をお願いした場合と同じ用に複数のアンカーテキストで設定することが望ましいです。
実際上位表示されているサイトは、約60%がSEOワード、会社名、サイト名、URLといったアンカーテキストとなっていて、残りの約40%がSEOワードを含む複合語で構成されています。
このようにアンカーテキストは多様性を持たせることが重要です。
このように、被リンクはSEO対策を行う上で重要な要因の1つです。
リスクも伴う対策のためよく検討したうえで対策強化を実施することがお勧めです。
多くの場で論議されていることですが、被リンクは重要です。
被リンク設置により必ず効果があるか?というと残念ながら全てのサイトに対して同じ効果を期待することは出来ません。
しかし被リンクを適切に使うことは正当なwebマーケティング戦略の一部です。
被リンクは、SEOにおいて欠かすことが出来ない重要なものです。
被リンクが多いサイトは検索ユーザががそのサイトを評価しているということを意味します。
Googleアナリティクス等を使用して、参照元がどのようなサイトからトラフィックが流れているのかを確認し、被リンク元の傾向を掴みます。
関連するテーマを絞り、そのターゲットワードがトレンドと一致しているか、Googleトレンドにてどのようなグラフを描いているか確認し、トレンドに基づきターゲットテキストを決めSEOをかけていく手法においても被リンクは活用されています。
ということで、今回は被リンクについてご説明してきましたが、被リンクとSEOの関係は実に深く、被リンクの影響度が8割程度だった時代からやや内部対策への重みが強くなった方向へシフトしているとは言え、被リンクの重要性は以前と変わっていません。
しっかりと被リンクが増える仕組みを用意しておき、現状どういったリンクが付いているのか?といったチェックを定期的に行い、必要であればリンクの否認などによって、サイトに付くリンクの精査を行うことも重要です。