ペンギンアップデートとは

更新日時:

Googleが検索結果スパムやGoogleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイトの排除を目的とした新しいアルゴリズムのことです。
端的に言うと、不正な被リンク対策を実施しているサイトのチェックを行うアルゴリズムです。

最近のペンギンアップデート

最も最近のペンギンアップデートは、2014年10月17日午後11時頃(米国時間)にペンギンアップデート3.0が実施されました。
(Googleもペンギンアップデートの実施を認めていると、Ssearch Engine Landが発表しています)

日本時間では、10月18日(土)、10月19日(日)で比較的大きな順位変動を確認しています。
今回のペンギンアップデートは、前回の2013年10月4日以降1年ぶりです。

今回のペンギンアップデート後は、より今後より頻繁に更新が行われるようなものになるとみられています(定期的に実施されているパンダアップデートと同じ頻度になるともいわれています。)

ペンギンアップデートが実施された場合は、まず、実施した直後に大きな順位変動が確認されます。第2回目として、揺り戻しが(修正)が2週間後位に来ることがあります。

どんなサイトが順位下落するか

Googleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイト(特に被リンク対策)が順位下落の可能性があります。

要は、SEO対策(順位上昇)を目的に、不正な被リンク対策を実施しているサイトが危ないです。
具体的には、下記のような被リンクが設定されているサイトが特に注意が必要です。

  • 相互リンク
  • ディレクトリ登録型のリンク
  • ブログのコメントリンク
  • 自動的に増加するようなリンクプログラム

しっかりとGoogleが考えるSEOの本質といった検索順位の仕組みなどを理解した上で、対策を行うようにしましょう。

ペンギンアップデートの対応策

ペンギンアップデートは、不正な被リンク対策を実施しているかのチェックです。
ペンギンアップデート大幅に順位が下落した場合は、まず、GoogleWEBマスターツールにペナルティの警告が来ていないか確認します。

1.GoogleWEBマスターツールにペナルティが来ていないか確認

  1. GoogleWEBマスターツールにログインする
  2. 「検索トラフィック内」-「手動による対策」画面を表示する

▼手動ペナルティを受けた場合のメッセージ例
--------------------------------------------------
http://aaa.com/ :
外部からの不自然なリンク20●●年●月●日
貴サイトへの人為的または不自然なリンクのパターンが検出されました。PageRank の操作を目的としたリンクの売買やリンク
プログラムへの参加は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反する行為です。
そのため、aaa.com/に手動によるスパム対策が適用されました。他にもサイトの一部または全体に対策が適用されている可能性があります。
---------------------------------------------------

2.サイトに設定しているリンクを確認

過去に不正なリンクがある場合は、それを削除(または否認)する
Googleが嫌うリンクは、例えば…

  • 相互リンク
  • ディレクトリ登録型のリンク
  • ブログのコメントリンク

等が挙げられます。
これらは自分で設定することもできますが、誰かに勝手にリンクされていることもあります。

まずは、サイトに設定されているリンクを全て確認し、不正なリンクがある場合は、対応したほうが良いです。
※ペンギンアップデートは自動アルゴリズムで実施されるため、再審査リクエストを送信する必要はありません。

2016年のペンギンアップデート対策

2016年に持ち越されたペンギンアップデートに向けて対策が必要です。
どんな対策をすればいいか?それは、「全てのリンクを洗い出し、低品質なリンクを否認すること」です。

全てのリンクを洗い出すには、
SEOmozやahrefsの専門ツールからリンク取得し、Googleサーチコンソールだけではわからないリンクを、取得することが大切です。

全てのリンクを洗い出し、より多くの 低品質なリンク を否認する!
現状70%以上のサイトに低品質なリンクが付いてます。(※akakurage.jp調べ)

低品質なリンクを否認し、被リンクの質を高めながら、順位上昇を目指すことが重要です。

最近の被リンクチェックに関する傾向

ペンギンアップデートは、不正な被リンク対策を実施しているサイトのチェックを行うアルゴリズムですが、このペンギンアップデート以外にも常時不正な被リンク対策をチェックしていないかGoogleが監視しているようです。

2年以上SEO対策を実施していると、Googleが嫌うようなリンクが付いているケースが多々あります。
そのため、ペンギンアップデートが終わったばかりと安心せずに被リンクを一度整理することをお勧めいたします。

過去のペンギンアップデート

過去に実施されたペンギンアップデート2.0は、2013年5月22日に実施されアメリカの全検索クエリのおよそ2.3%に影響を与えました。

その前のペンギンアップデート1.0は、2012年4月24日に初めてリリースされ、英語環境では検索クエリの3%に影響がでたなど、大きな影響を与えています。

過去のペンギンアップデート情報

  • ペンギン・アップデート1.0:2012/4/24
  • ペンギン・アップデート1.1:2012/5/25(間隔:約4週)
  • ペンギン・アップデート1.2:2012/10/5(間隔:約19週)
  • ペンギン・アップデート2.0:2013/5/22(間隔:約32週)
  • ペンギン・アップデート2.1:2013/10/4(間隔:約20週)
  • ペンギン・アップデート3.0:2014/10/17(間隔:約67週)
  • ペンギン・アップデート4.0:2016/9/23(間隔:約2年)

備考:なんでペンギンアップデートというの?

ペンギンアップデートは、パンダアップデートと同様に白黒はっきりさせることを目的に、色が白黒のペンギンと名前がついたそうです

まとめ

ということで、今回はペンギンアップデートについて経緯や対策をご説明してきましたが、被リンクの質、コンテンツの質ともにこだわり、サイト全体の評価を上げていくことが大切です。

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